僕は2003年からブログを書いています。
2019年4月27日からは毎朝書くようになり、連続更新は2666日まで続きました。
先日、その記録は投稿ボタンを押し忘れたことで止まりましたが、翌日からまたいつもどおり書いています。
数えなくなっても書き、記録が止まってもまた書いているので、僕がブログを続けてきた理由は連続更新の数字だけではなかったということです。
10年ブログという考え方にも、ブログが始まったころのように、好きなことを書く楽しさをもう一度取り戻したいという思いを込めていました。
だから以前は、AIを使うとしても、10年ブログは自分の手で書くものだと考えていました。
ところがそんな私が、今では、AIエージェントに記事を書かせ、カバーイラストを作らせ、下書き保存まで任せています。
それでも、ブログを書く楽しみはなくなっていません。
文章になる前の言葉を、長く残してきた
僕が音声で文章を作り始めたのは、2012年ごろです。
車で通勤している間に、Siriへ向かって話していました。(当時のMacFanで特集された)
2019年ごろからは、Googleドキュメントへ口述ジャーナリングを残すようになりました。
多い日には数万字になり、そこから3冊の本が生まれ、いくつものプロジェクトやアイデアの種にもなりました。
現在は、手書きのジャーナリングを写真から文字にしたもの、口述ジャーナリング、stand.fmなどで話した内容の文字起こしも、フォルダへ蓄積しています。
つまり、AIエージェントが記事を書く前に、材料となる僕自身の言葉がすでに大量にあります。
その日の出来事や思いつきだけではなく、過去に何を考え、何を試し、どう判断してきたかも残っています。
ブログの原稿は、そこから始まります。
ChatGPTで書くことと、AIエージェントで書くことの違い
これまでChatGPTで記事を書くときは、ひとつのメモを渡して記事にしてもらうか、しばらく壁打ちをしてから内容をまとめてもらっていました。
この方法では、その都度、必要な材料と指示を会話の中へ持ち込む必要があります。
AIエージェントは、すでに保存されているジャーナリング、音声の文字起こし、過去の記事、お手本となる原稿を読みます。
さらに、noteならどのような文体と構成で書き、どこへ保存し、どこまで下書き作業を進めるのかも、スキルとして登録してあります。
そのため、僕が毎回長いプロンプトを書く必要はなくなりました。
書いてと頼めば、蓄積された材料を探し、記事にまとめ、カバーイラストを作り、noteの下書き画面へ保存するところまで進みます。
僕はできた下書きを読み、事実と違うところや自分の考えから外れているところがあれば書き換え、投稿してよいかを決めます。
単に一つのメモを文章へ膨らませるのではなく、これまで残してきた自分の生産物から、今回のテーマにつながる経験や考えを拾い直せるようになったところが大きな違いです。
AIに任せても、丸投げにはしない
僕は電子書籍を作るときも、AIを使って本を書くことと、AIへ本を丸投げすることを分けて考えてきました。
テーマだけを渡して本らしい文章を出してもらうのではなく、自分が何を経験し、何を考え、どこで困ったのかを入れます。
AIには資料の整理や下書きを任せ、できた原稿を読んで、足りないところを加えます。
ブログでも、この基準は変わりません。
材料は僕のジャーナリングや音声、過去の記事、実際に行ったことです。
AIはそれらの中から関連するものを探し、記事の形へ整えます。
最後に読むこと、直すこと、公開してよいと判断することは僕の仕事です。
2666日の連続更新が止まったときも、下書きまではできていました。
止まった原因は、最後に僕が投稿ボタンを押し忘れたことでした。
AIに多くの工程を任せても、何を自分の名前で出すかという判断まで消えたわけではないことが、よくわかる出来事でした。(でも、投稿ボタンを押し忘れたのですが・・・)
書く楽しさの中身が変わった
以前は、自分の手で一文ずつ文章を作るところに、書く楽しさがありました。
今は、日々の思考や行動をジャーナリングとして残し、それまで別々に置かれていた経験をつなぎ、思いどおりの文章になるまでAIの下書きを直すところにも楽しさがあります。
手打ちする時間が減ったからといって、ブログに自分がいなくなったわけではないようです。
2003年から書いてきた記事も、2012年ごろから話してきた言葉も、その日のジャーナリングも、次の記事で使える材料として残っています。
一度書いたことが過去の記録として眠るだけではなく、必要なときにAIが見つけ、今の考えとつないでくれます。
僕にとってブログを書くことは、文字を手で打つ作業だけを指すものではなくなりました。
自分の経験と言葉を残し、つなぎ直し、読んで判断してから出すところまでが、今のブログを書くということです。
楽しさの要素が変わっただけで、ブログを書く楽しみそのものは変わっていないと思います。
メルマガ登録しませんか
「シニアの未来をAIでひらく」
ブログの運営を中心に、シニアの未来をAIで開くための様々な情報や私の実践について発信しているメルマガです



